熱田神宮
熱田神宮(あつたじんぐう)は、愛知県名古屋市熱田区にある神社。式内社(名神大社)、尾張国三宮。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。宮中の四方拝で遥拝される1社。神紋は「五七桐竹紋」。
概要
名古屋市南部、熱田台地の南端に鎮座する。古くは伊勢湾に突出した岬上に位置していたが、周辺の干拓が進んだ現在はその面影は見られない。
三種の神器の1つ・草薙剣(くさなぎのつるぎ、天叢雲剣)を祀る神社である。ただし、剣は壇ノ浦の戦いで遺失したとも熱田神宮に保管されたままともいわれている(「天叢雲剣」を参照)。
113年(景行天皇43年)創建とされ、2013年(平成25年)に創祀1900年を迎える。
建物は伊勢神宮と同じ神明造であるが、1893年(明治26年)までは尾張造と呼ばれる独特の建築様式だった(氷上姉子神社に尾張造の建築様式が残っている)。
『東海道名所図会』に「熱田大神宮」と記載される。『海道記』に「熱田の宮の御前を過ぐれば」とある。
『東關紀行』に「尾張の國熱田の宮に到りぬ」とある。また、