まとめのページ

・岐阜近くで発生した地震に関してのまとめ

今回、濃尾地震・安政東南海地震・阪神・淡路大震災の地震に関して調べた結果、

  1. 濃尾地震や阪神・淡路大震災などの都市直下型地震は、震源が都市の下で起こるため、その近くの都市の震度が大きくなる。
  2. 岐阜県では、1981年の濃尾地震以降、大きな地震を観測していない。
  3. 地震による死者は、火災による焼死や建物の倒壊による圧死、津波による溺死などがほとんどだった。

ということが分かった。このような結果から、岐阜県において大規模な地震・またはそういった地震の影響があまりなかった。つまり、近い将来この岐阜県で大規模な地震が起きる可能性があり、それが都市直下型地震だった場合、各市において尋常ではない損害を被ることになるだろう。

・岐阜の地層に関してのまとめ

今回、岐阜市・瑞浪市・山県市・本巣市の地層を観察した結果、岐阜県として、

  1. 粘土やシルトの層が、他の層と比べると比較的多かった。
  2. 山間部近くの層では、礫岩や砂岩が多くみられた。
  3. 瑞浪市や山県市、本巣市において、火山灰が押し固められてできた凝灰岩の層があった。

といった特徴があった。このような特徴は、川の近くの地層の特徴ととても似ている。
この地層の特徴からも、やはり岐阜県は昔から川と共に歴史を歩んできたのだと思われ、また、根尾谷断層をはじめ、関ヶ原断層やその他色々な断層が岐阜県にはあり、岐阜県は川と断層に囲まれた県だ、という見解を持つことができる。

・考察

以上の地震と地層のまとめから考察すると、岐阜県はいずれ大きな地震の被害を受けると考えてよいだろう。そして、断層が多いという岐阜県では、都市直下型の地震が起こる確率が極めて高いともいえる。
もし仮に、岐阜県を震源地とした大規模な地震が発生した場合、シルトや泥岩などの川の働きによってできた地層がほとんどである岐阜県は、(*)液状化現象が発生してしまう恐れがあり、さらには川の氾濫や火災。そして、建物の下敷きになってしまう、などの被害が発生する可能性がある。

(*)川の働きによってできた地層というのは非常に軟弱であるため、地震の揺れにより地面が衝撃をうけ、それにより地面が没落したり、建物の立っていた地面がその重さに耐えきれなくなり、家が崩れ落ちる、といった被害がでる。

・最後に・・・・・

皆さんは、岐阜県の地層や岐阜県の周辺で発生した地震に関して、少しでもいいので関心を持つことができたでしょうか?
もし関心を持っていただけたのなら、自分はとても光栄です。
地層というのは、人々にとってとても身近に存在するものです。そして、地層というのは私たちに多くのことを教えてくれます。
過去に、この地域では一体なにがおこったのか?どのような生物が存在していたのか?どのような環境だったのか?火山活動は?地震は?・・・・
地層というものは、その地域の歴史そのものです。その地域が、一体どんな歴史を歩んできたのか。
これは、岐阜県に限った話ではありません。どんな県にも、地層というものは存在します。

今回、「関心をもつことはできなかったなぁ」という方も、自分と関係のある県については、ぜひ調べていただきたいです。
地層だけでなく、どのような地震があったか、ということでも全然構いません。
自分の住んでいる地域で、昔はどのような地震がおこっていたのか。また、その被害は?年代は?
そして、過去の地震を知ることで、「近い将来起こるかもしれない地震に対しての対策」をぜひ行ってほしいです。

長くなってしまいましたが、ひとつ。
「もし地震が発生しても、皆が共に助け合い、支えあう地域。」
そんなことを、心がけていただきたいです。

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地震や地層に 興味をもって くれたかな?