大桑城 おおがじょう

承久の乱で功績を残した逸見氏が大桑郷を領地とし、1250年頃築城されたといわれています。

登山シーズンは桜がきれいに咲く春と、落葉樹が多く紅葉のきれいな秋がオススメです。
約1時間30分程度で登ることができますが、斜面が急なので少し疲れます。
しかし、運が良ければ、登る途中に日本カモシカなどの野生動物と出くわしたりします。
椿やミツバツツジなどの花を見ることができます。

このお城は美濃国守護だった土岐氏、斎藤道三とも関係があります。
1496年土岐定頼が改築し一代限りで居城にしたといわれ、土岐頼純・頼芸兄弟も居城としたといわれています。
しかし、1547年に斎藤道三に侵攻され、落城してしまっています。

古城山の頂上が本丸だったとされ、南に二の丸・三の丸が続き、400メートルにわたって曲輪が連なっていたと推測されています。
現在も曲輪・土塁などの遺構が残っています。

南麓(市場・椿野・市洞地区)には一乗谷城の城下町を参考にして作られた城下町があり、江戸時代まで続いていました。
あえて山間部に城を作り、土塁までも作り、とても防御性の高い城だったようです。
逃げ込みの城だったからでしょうか。金鶏山は標高407メートルで山頂まで60分で登ることができ、山頂から見える景色はとてもきれいです。

司馬遼太郎「国盗り物語」にも登場する古城です。