美山地区で生産されているツル性いんげん豆です。
9月中旬〜11月ごろまでが旬の野菜です。
美山の乾地区では、養蚕が盛んだった事から桑に木の株下に種を蒔き、
ツルを桑に這わせて栽培したり、収穫時期が台風の時期と重なるため、支柱の代りにツルを這わせて栽培
するなど、美山地域になじんだ野菜です。
桑の木豆には不思議な特徴があるんです。
桑の木豆は熟すと豆に赤い独特のかすり模様がありますが、煮るとその模様が消えるんです。
桑の木豆には、植物繊維やビタミンB類・ビタミンE・カロテン・カリウム・イソフラボン・ポリフェノールなどの栄養成分が
多く含まれていて、とってもヘルシーで健康にも良い伝統野菜です。
山県市では、桑の木豆を豆が入ったまま乾燥させて保存しておき、水で戻しサヤごと煮物料理にして食べることが多く、
地元の家庭で作られる定番の伝統料理です。
混ぜご飯に桑の木豆を入れたり、地元の小中学校では桑の木豆フライという揚げ料理も出てきています。
煮ても揚げてもほっこり・ホクホクとした食感でとても味わいあがあります。
最近では、桑の木豆のヘルシー面が見直され、ひそかに人気上昇中です。
山県市「ふれあいバザール」では乾燥させた際の木豆を使って『桑の木豆入りソバまんじゅう』というのを作っています。
他にも桑の木豆を使った料理がたくさんあり、なんと平成10年度〜平成12年度連続農林水産大臣賞を受賞するなど
桑の木豆のおいしさが証明されています。
ふれあいバザール
住所 山県市船越461−13
営業時間 平日 9:00〜18:00(冬季17:00まで)
日祭日 6:00〜18:00(冬季7:00〜17:00まで)
定休日 月曜日 (第3日曜日食事定休・売店は営業)
新鮮野菜を直売している売店や、手打ちそばや桑の木豆料理が食べられる食堂は大人気!
お昼すぎには野菜が売り切れてしまったり、食堂は一時間待ちになったりします。
午前中に行くことをオススメします。