岸見神社 きしみじんじゃ

桜尾赤尾地区にある岸見神社は、山頂にあります。
そして、桜尾地区にはこの岸見神社にまつわる伝説があります。

それは平安時代、武儀郡洞戸村高賀山に大きな鵺(ぬえ)が住み着きました。
いたずらをして里人を困らせていることが都の帝に伝わり、退治を命じられ源 頼光がやって来ました。

頼光はこの山頂で、鵺退治が成功するように七日七晩神に祈りました。
七日目の朝、一羽の雉がやってきて鵺の様子を伝えてくれました。
そのため、頼光は容易に鵺を打ち取ることができたといわれています。

そして頼光と里人はこの雉の働きを称え、雉見神社(きじみじんじゃ)が建てられました。
この神社が後世訛り、岸見神社(きしみじんじゃ)になったと言われています。


入口付近数十メートルは急こう配でしたが、比較的穏やかに登ることができます。

現在は寂れてとても静かな場所ですが、
有名な源頼光が地元を訪れていたことにとても驚きました。
平安時代から、その土地の名前があること、伝説が語り継がれていること、神社が残っていることに
とても永い歴史を感じます。


 岸見神社
     場所          赤尾986−987番地の2
     主祭神         岸見大神
     祭礼          1月第1日曜日